GREE Tech Talk#3 を開催しました

こんにちは。開発企画室の imagire です。
9月11日(水)にGREE Tech Talk#3を開催させていただきました。

今回のテーマは『サービスづくりにおけるデータの活用』と、ビッグデータ系の勉強会にチャレンジしてみました。
学生さんもお呼びしようという企画のため、具体的なサービスの話からアカデミックな話も取りそろえさせていただきました。
全ての話に精通されていた方は、かなりマニアックな方ではないでしょうか。何かしら新しいことを知っていただければ良いなと言う気持ちで、当日は運営させていただきました(いや、まぁ、私は写真を撮っていただけなのですが…)。

セッションについて

アドテクノロジー業界でのデータ活用

株式会社スケールアウトの奥野 晃裕様からは、アドテクノロジーや集計システムについて解説いただきました。

ディスプレイ広告については、以前は一斉送信していたものを、だんだんとユーザーを絞って送るようになってきたというアドテクノロジーの変化を説明いただきました。
集計システムとしては、独自の単純集計に的を絞ったリアルタイム基盤と、Hadoopを使った処理時間がかかる分析とを分けて処理されているそうです。

アンケートには、次のようなコメントが寄せられていました。

  • アドはあまり知らなかったので、大変興味深いお話でした。
  • あまり良く知らなかった分野だったので、とても勉強になった。

データ駆動開発@トレジャーデータ

トレジャーデータ株式会社の小林 隆様からは、自社を事例としたTreasureDataのサービスを説明していただきました。

とにかく、このセッションでの盛り上がりは、現在開発中のImpalaへ対応したシステムのデモでした。
クエリーが返ってくるまでの時間が非常に早く、実行した瞬間に結果が出てきた時には、会場から「おー」というこの日一番の歓声が聞かれました。

アンケートでも、Impalaのデモへのコメントが多く、下記のような熱を帯びたご意見をいただいています。

  • Impalaほんとにおねがいします。せつじつです。
  • Impalaイイ!!是非早くリリースしてください。。

これは、TreatureDataを使われているユーザーさんたちは楽しみですね。

ビッグデータを楽しむためのシステム技術と大学での最先端な試み

東京大学の合田和生准教授からは、ストレージを発展させなくてはいけない重要性とそのためのアウトオブオーダ型データベースエンジンを紹介していただきました。
時代はデータへのアクセスがボトルネックになってきているということで、結果の順番の保障は見逃したり、動的なタスクを分解を駆使するなどして、Hadoopが得意なところと、1つのデータをセレクトするところの中間のデータ領域での高速化を狙う研究を紹介していただきました。

アンケートには、次のように普段触れない世界を感じていただけたようです。

  • 興味がない分野なので、逆にゼロベースで興味深く聞けたと思う。
  • ハードの技術のアプローチがためになりました。話も分かりやすかったです。非常に面白かったです。

GREEプラットフォームにビッグデータの活用

グリーからはGREEプラットフォームのデータを取り扱っている橋本泰一と、いわなちゃんが登壇しました。

橋本は、アプリのネットワークの構築法と具体例及び、メール配信について説明させていただきました。
質疑応答で、所属している部署とは別の部署が管轄しているデータについての情報が多く、橋本が発言して良いか判断することが難しい質問が多かったため、名言「お察しください」という返事が多くなってしまいましたが、ご容赦いただければと思います。

アンケートには、意外とディープな事を望まれている意見がありました。

  • 数式も詳しくお願いします。

GREEインフラでのデータ取得と使い方

いわなちゃんの講演は、グリーでのインフラの管理システムについて説明しました。私がプロジェクトでサービス運用する際にもawacsによる監視は重宝しているのですが、まさかりを投げられないかは、イベント時にはびくびくしています。

アンケートでは、インフラ関係の参加者が多かったのか、同じ気持ちになってコメントいただいた意見が見受けられました。

  • 職人芸と属人化についてのバランスについていろいろ考えさせられた。
  • インフラの管理方法で興味深い話が聞けて良かったです。属人化止めることが重要です。

ちなみに、いわなちゃんは社内の自己紹介は「いわなちゃんさん」になっていて、普段はいわなちゃんさんさんと呼んだりと大変困っています。

最後に

今回は、登壇者の皆様、ご来場された参加者の皆様、ご協力ありがとうございました。
当日は、不手際もございましたが、これからもカイゼンしていこうと思いますので、叱咤激励どうぞよろしくお願いいたします。

今回のtwitterでの発言は、こちらにまとめさせていただきましたので、残念ながら来られなかった方も会場の雰囲気を感じていただければと思います。

おまけ1

講演後に、登壇者の皆様の記念写真を撮らせていただきました。
GREE Tech Talk #3 Speakers

皆様、良い笑顔です。

おまけ2

勉強会の後は、お楽しみ。

ゴゴゴゴと、壁が開いていきます

懇親会で、皆様の交流を深めていただきました!

今回はご来場いただけなかった方、懇親会に参加できなかった方も、この雰囲気が気に入りましたら、是非、次回はご参加ください!
最新情報はFacebookページ『GREE Tech』Twitter『GREE Engineers' Life』にて随時お伝えいたします。

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