PHPカンファレンス2015いってきました

El Capitan‎が覚えられなくてYosemiteの次の奴と言ってしまった白浜(@pandamachine715)です。
今回はグリーも協賛させていただいているPHPカンファレンス2015の参加レポートをお届けしたいと思います。まとめへのリンクもあるので合わせて是非。

どのセッションも内容が濃く大変勉強になったのですが、特に印象に残ったものを3つほど。

SPEEDING UP THE WEB WITH PHP 7

まずはPHPの生みの親、Rasmus Lerdorf氏(@rasmus)の基調講演。
逐次通訳付きのセッションですが、非常に聞き取りやすい英語で話していただいています。

http://talks.php.net/tokyo15#/

内容もさることながらやはり印象に残ったのはQ&Aの場面。

(php7をプロダクション環境で利用する際にリスクを抑えるにはどうすれば良いかとの質問に対して)
「テストに参加してbugレポートをあげて下さい。レポートに対して調査し、bugか否かを判断いたくだけでも結構です。」

当たり前のことではあるのですが、OSSはみんなで作り上げるもの。利用時のリスクを抑えたいのであればプロジェクトに貢献するのが一番ですよね!

スライドの最後の方にも検証への参加方法ありますので是非!

いまどきのPHP開発現場

開発現場で使われているツールやサービスのお話。
「あ、うちもこんな感じ!」と思う方も多いはず。

ちなみにグリーの場合もvim->github->jenkins(travis)->chatworkなので割とスタンダードな構成ですね。
production環境はほぼほぼ自社サーバを利用していますが、AWS等の外部サービスを検討する機会も増えてきているように感じます。

エディタはvimが強いかなと思っていたのですが会場アンケートではphpStormの利用者が6割ということですごい普及率ですねー。

「「それvimでもできるから」とよく言っていたのですが、できるできないではなくその機能がはじめから簡単に使える状態になっていることが重要で、本当に必要なことに専念できるかが大事」といったお話がありましたが、最近は特にその傾向が強くなってきているなと感じました。

How to Build Efficient and Integrated Development Environment for The Team

スタートアップの創業期からどのようにして開発環境を構築し、進化させていくかというお話。
選択肢が多い割にはこれが正解みたいなものがなくて正直メンバー次第ですよね。
「基本みんな好きな環境で開発してた」が割と主流かと思います。

しかしこれが破綻するときがいつかは来るわけでそのきっかけとなるのが新メンバーの加入とのこと。
「環境構築どうするの?」「誰の環境に合わせるの?」と何かしらの基準がないと、新しく入ったメンバーは環境構築に大きな工数を割くことになります。

とはいえ新人の為にかけられる時間なんて...といった意見もありますが、新人をいかに早く現場で活躍させることができるかって特にスタートアップでは重要なファクターとのこと。
新人が1日でjoinできるか1ヶ月かかるかでは雲泥の差ですよね。

個人的には「ethnaというフレームワークが昔あって...」がハイライトでした(グリーでは現役ですw)。

まとめ

事前の印象では「フレームワーク戦国時代!」みたいな内容が多くなるかと思いましたが、コンパイラから開発環境まで(ちょっとここに書けないようなものまでw)多様なニーズに応えられるカンファレンスってやっぱりすごく楽しいですね!
今回はちょっと都合がつかなかった方も次回は是非会場に足を運んでみてはいかがでしょうか。

まとめのまとめ