EthernetやCPUなどの話

こんにちわ。せじまです。今年に入ってからアクティビティトラッカーを二回壊しまして、新しい分野の製品って設計いろいろ難しいんだなと、しみじみ思う今日このごろです。

先日、社内勉強会で Ethernet や CPU などの話をしました。前回のCPUに関する話に続き、今回のスライドも幅広い方に読んでいただけそうな内容かと思いましたので、公開させていただくことにしました。前回のスライドを読んでない方は、できればそちらを読んでいただいてからの方が、より理解が深まるのではないかと思います。

忙しい人のために三行でまとめると

  • 2020年代には、サーバのネットワークインターフェースが 40Gbps 超えてそうな予感
  • もし Ethernet でそれだけ大量のパケットをさばくなら、(標準化されてないけれど) Jumbo Frame 使わないと厳しいかも
  • 2020年代には、NICやブロックデバイス等、CPUを取り巻くI/Oすべてがいまより数倍の帯域を実現してそうなので、相対的に、CPUはいまより貴重なリソースになってる可能性

将来、パブリッククラウドでは、かなり高い可能性でこれらが実現されると見ています。もし、オンプレミスの環境を持つとしたら、この変化に備えて構成を見なおしても良いんじゃないかなと思ったりしています。

この十年で、サーバのハードウェアは劇的な進化を遂げました。
CPUのCoreの数は一気に増えました。
SSDの登場により、ブロックデバイスの性能は飛躍的に向上しました。
次の十年では、 MTU1500 のままだと、Ethernet の帯域を使い切れなくなる状況になるかもしれません。
パラダイムシフトってやつが、また来ます。

次の十年も、ハードウェアを酷使するエンジニアでありたいなと思う今日このごろです。