Jamboardがやってきたのでいろいろいじってみた感想

こんにちわ。はじめまして、情報システム部の鈴木敏之です。
グリーで働く皆々様が使うPC (結構ハイスペックなものを使ってもらえるようにしているつもり!)の面倒から、社内のネットワークやサーバや社内システム全般の運用・構築を行っている”IT基盤&オペレーションチーム”というところに所属してます。

アメリカなどの主に英語圏では1年以上前から販売されてますが、日本では先月ようやく販売開始されまして、弊社にもJamboardがやってきたということで、何が出来るのか、いろいろいじってみたので、そのへんをレポートしてみたいなと思います。

詳細な使い方や機能についてはGoogleさんのマニュアルとかFAQとかを参照してください。Jamboardってなにそれ美味しいの?という方は、斜め読みにでも目を通しておくといいかもです。

用語集
https://support.google.com/jamboard/answer/7383547?hl=ja

ツールの使い方
https://support.google.com/jamboard/answer/7383648?hl=ja

FAQ
https://support.google.com/jamboard/answer/7384240?hl=ja

※この記事は、2018/09/15時点の内容となります。機器のファームアップデート等でここに書かれている内容と異なったりする部分が’将来的に出てくることはご了承ください。また、できるだけ事実に基づいて書いているつもりですが、私が気づいていない機能などが含まれている可能性もありますので、もし気づかれましたらご指摘いただければ幸いです

PCからJamboardアプリを使う

2018/10/03 UPDATE
PCからの利用について、2018/09/25にアップデートがありました(ご教示いただきましたベンキュージャパン様ありがとうございます!)。
まだタブレットからの利用のほうが機能的には上ですが、Chromeブラウザから書き込みと付箋が利用できるようになってます。
個人的にはDriveからデータの読み込みくらいまではいってほしかった!!
詳細はこちらで確認できます。
https://gsuiteupdates.googleblog.com/2018/09/new-ways-to-create-edit-and-share-your-Jams.html

まず、PCからの操作ですが、2018/09/15時点では、PCからJamboardにお絵かきすることはできません。
http://jamboard.google.com/ にアクセスすることで過去に参加したセッションを参照したり、他のセッションに参加したりできますが、ここから新しいJamを作成することはできません。
なので、遠隔地からPCでセッションに参加する場合は、ホワイトボードに書かれていく様を指を加えて見ているしかないです。SurfaceとかタッチパネルがついているPCも増えているので、このへんはブラウザでも書き込みできるように対応してくれるとか、G Suite謹製アプリが出るとか期待ですね。

iOS / AndroidOS のJamboardアプリを使う

iOS / AndroidOS のアプリからは、基本的にJamboard本体で出来ることは全部できるようです(<- ご指摘頂いたため、2018-09-19 修正) だいたいできますが、iPhoneではAuto draw(後術)という機能は利用できませんでした。
Jamの作成、セッションへの参加、ホワイトボードへの書き込みや会議(Hangouts)への参加も可能です。また、セッション中のホワイトボードにDrive内のファイルを挿入できるのは、スマホやタブレットのJamboardアプリからのみです。
Jamboard本体からできないのは、セキュリティ上の懸念からの仕様のようなので、今後も変わらないかもですね。個人的には、設定で許可できるようになってもいい気はします。
書き心地は、タブレットの性能に影響するので一概には言えないかと思いますが、iPad(2018年モデル)からはとてもいい感じに使えます。iPhoneX からだとやはり画面が小さくてイマイチ感ありますが、Driveのファイルを挿入する目的であれば操作に迷うこともなく、簡単に行なえました。

Jamboard を使う

ホワイトボードとしての機能や使い勝手

よくできてます。ホワイトボードとして利用する分には、何の迷いもなく使えます。ペンが秀逸で、Surface Hubはどちらかというと、ボールペンで書いているような硬めの書き心地ですが、Jamboardのペンは本物のホワイトボードマーカーに近く、書き心地もアナログホワイトボードに書いているような感触です。
解像度も4Kあるので、フルHDなSurface Hub 55″と違って、書いてるときにドットが目立つ印象はないです。
消すときも、アナログホワイトボード同様、指で消すこともできます(オプションでオフにすることも可能)し、付属のイレイサーであれば表面が布製なので、液晶画面も一緒に掃除できます。

デジタルホワイトボードならではの機能について

*色、ペンのタイプ

色は、黒、緑、青、黄、赤、白 の6色から選択できます。ペンのタイプも4種類から選べるので、本格的なお絵描きもできると思います。

*手書き文字や図形の自動認識について

手書きで書いたやつが、PCにタイプした様な文字や図形に整形される機能がついてます。
アルファベットはわりと適当に書いても比較的高確率で認識します。日本語認識もよほど崩して書かなければ、8割くらいちゃんと認識します。
図形に関しては、丸とか四角、三角なんかの簡単な図形は高確率で認識しますが、それ以上の多角形や複雑なやつは、丸になるか、図形として認識されないかのどちらかが多いです。
この手書き認識機能の秀逸なところは、一度認識された文字列の間に、後から別の文字を追加することができたり、その逆に余分な文字を簡単な動作で削除できるところでしょうか。
他にも、Auto Drawという機能が面白くて、よほどの画伯でなければ、手書きの絵を認識して、一致するイラスト等に変換してくれます。

簡単なデモ動画を撮ってみました。※キャプチャの都合上、iPadのJamboardアプリを使ってますが、Jamboardでも同様の動作ができることは確認しています

 

コピペできない

Jamは、主に描画レイヤとオブジェクトレイヤに分かれて管理されていますが、このうち、描画レイヤ(手書きで書いたもの)のものはコピペできないんです!!
選択ツールで囲んで、それを移動したり大きくしたりは自在にできるのに、コピペできないんです!!これは不便!!
やはり普段は手書きで書くことが多いと思うので、早いところコピペ機能を実装してほしいところです。お願いします ジャムおじさん!!!(GoogleのJamboard担当の方はジャムおじさんと呼ばれていますw)

セッションの共有

遠隔地のG SuiteユーザーとJamを一緒に利用できるんですが、これがなかなか便利だと思いましたが、ちょっと仕組みが複雑です。
“Jamboard” と “Jamboardアプリ” と “ChromeBox for Meeting” と “Googleハングアウト” の4つの立ち位置を理解しないと、なんでこれできないの??どうやるの??という沼にハマります。
私の理解としては、以下のとおりです。

  • Jamboard:Jamboardというサービス専用のハードウェア
  • Jamboardアプリ:Jamboardをアプリ化したもの
  • ChromeBox for Meeting:Googleハングアウトというサービス専用のハードウェア
  • Googleハングアウト:Web会議アプリケーション

私も勘違いしていたんですが、Webカメラやマイクが内蔵されているからといって、Jamboardでハングアウトするというのは、使い方の主旨としては違うように思います。あくまでもデジタルホワイトボードをHubとして会議するための製品であり、共有するためのインフラ部分にハングアウトを利用しているということだと思います。それを踏まえて次項となります。

Jamboardで会議に参加する

まず、Jamboardの画面いっぱいに、ハングアウトに参加している相手の映像や資料を共有することはできません。
もし、やりたければ、PCとHDMIで接続してJamboardを外部モニタとして利用するとか、ChromeBox for Meeting をJamboard に外部機器としてつなぐとかするしかないです。
この辺は、ChromeBox for Meeting との差別化だと思われるので、将来的に実装されることもないんじゃないかと想像してます。
ただ、Jamboardのある場所にはPCも持ち込んでるでしょうから、PC側で同じハングアウトに接続することで資料共有とかはできるだろうし、リアルタイム編集がいらなければ、Jamboardに資料を貼り付ければそれでもいい気がします。
この辺は割り切ってそういうもんだと思いましょう。

まとめ

Jamboard単体でも普通にデジタルホワイトボードとしてなかなかいい製品だと思いますが、G Suiteと連携して、ハングアウトで複数拠点つないでワイワイホワイトボード囲んで議論する。なんてとこまでやれるとそうとう楽しそうです。
弊社は現在のところ1台しかないので、ホワイトボードの域を出てない感ありますが、早ければ年内には複数の会議室に導入できると思うので、みんながどんな使い方をしてくれるか楽しみです。

Author: Toshiyuki SUZUKI