GREEの国際化, その2 – プロジェクト推進についての基本的な流れ

GREEの国際化, その2 – プロジェクト推進についての基本的な流れ

こんにちは、エンジニアの岡崎(@watermint)です。今回は、 やや抽象的な話ですがシステムやアプリケーション、フレームワークを国際化するときのプロジェクト推進についての基本的な流れを紹介します。

どこまで対応するか、どう対応するか

国際化のプロジェクト推進で一番難しいのは、どの国や地域にどれぐらいの比重を置いて推進するか。ということです。すべての地域を意識しすぎるとプロジェクトは一気に停滞して要件が複雑になりすぎますし、あまりにも限定しすぎると後々の変更コストが非常に高くつくことになります。

重要なことは、すべての国や地域の要件を満たしきることは事実上できないという事実を知ることです。ある地域では義務化されていることが、ある別の地域では違法であるなど、プロジェクト推進の各段階では難しい選択を迫られることになります。原点にかえって自分たちのプロジェクトがどのような価値を提供しようとしているのかに振り返って全体のバランスを決定していくことになります。

標準に従う

国際化プロジェクトにおいて最も重要なことは既存の標準に従うことです。その標準もISOやIETF、Unicodeコンソーシアムなどのようになるべく広く使われている標準を使うことが重要です。これには二つ理由があります。

世界中さまざまな政治、文化、ビジネス、風習などが既に考慮されている

世界には一個人あるいは一組織のエンジニアが知るには多すぎるほど複雑な政治、文化、ビジネス、風習の違いがあります。すでに標準として確立され、運用されているならばこれらの違いの多くは考慮されていたり、対処方法が確立されています。

既存のソリューションが存在する

市場に出回っている製品、オープンソースソフトウエアなどは多くの場合、ISOやIETFなどの制定した標準に従ってAPI仕様などを決定しています。
簡易的な対応のために、オレオレ標準コードなどを社内で設定し利用するとそれらライブラリ利用の度に変換が必要となりミスも多くなります。

次回は実際にどのような標準を選び、使っていくかを紹介します。

お知らせ

GREEでは国際化を担当する、i18n(国際化)エンジニアも随時募集しています。ご興味のある方は応募要項をご確認のうえエントリーフォームよりご応募ください。