2015/04 Mini Tech Talk(グリー社内勉強会)
開発PRチームの三木です。
グリーで毎週金曜日に開催している社内勉強会「Mini Tech Talk」、4月のラインナップをお届けします。
グリーの社内で、どのようなトピックでエンジニア間の技術的な交流が行われているか、雰囲気を感じて頂ければ幸いです。
(これまでのラインナップはこちらよりご覧下さい)
4月のラインナップ
- 毎月上旬にその月のラインナップを公開させていただきます
- 基本的にグリー社員が発表する勉強会ですが、他社からゲストスピーカーをお招きしてお話し頂く事もあります。
- 発表終了後に資料を公開いたします。ただし【社内限定】となっている発表については資料の公開はございませんのでご了承ください。
2015/4/2 |
「開発環境の現在(いま)と未来 ー OpenStack による次世代開発用クラウド基盤を創るー」大山 裕泰(@user_localhost)最近話題の IaaS クラウド基盤 OpenStack と、OpenStack による現行システムに代わる次世代社内クラウド基盤についてお話させていただきます。【社内限定】
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2015/4/10 |
"Innovation: How to recognize disruption and encourage it"Box CTO Sam Schillace (Guest Speaker)
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2015/4/17 |
「映像とスマートデバイスをリンクする技術」富士通株式会社 映像ネットワークサービス事業部 マネージャー
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Pickupレポート
※上記のラインナップの中から、社内でも反響が大きかった発表をピックアップして簡単にレポートさせて頂きます
4/2のMini Tech Talkは、インフラストラクチャ本部の大山裕泰による「開発環境の現在と未来 ー OpenStack による次世代開発用クラウド基盤の提供ー」でした。
グリーの開発環境は、物理マシンとXen Cloud Platformの2種類で運用されていますが、この度その環境を刷新すべくOpenStackが導入されました。今回のMini Tech Talkは、大山がその導入経緯やメリットを社内のエンジニアに分かりやすく説明しました。
まず前半は、社内の開発環境の現状と、OpenStack導入についての概要解説でした。
物理マシンは管理コスト・スペースの面で無駄が多く、また一方でXen Cloud Platformは構築に2-3営業日要するという課題がそれぞれあります。それがOpenstackの導入によって、現在のレガシーな開発環境を機能・柔軟性に優れたモダンな環境にする事が可能であると説明しました。
後半は、メインユーザーとなるプロダクト側のエンジニアに対して、導入のメリットをポイントに分けて以下のように説明しました。
・これまで2-3営業日かかっていた構築時間を1-2分にまで短縮することができた
・OSやリソースを利用者が選択できるようになった
・CPU / メモリ / ストレージの全てにおいて性能が向上した
また今後の展望として、
・DNSレコードの自動登録、自動削除
・動的なストレージ割当
といったロードマップが発表されました。
続いて、デモを通してインスタンス作成手順を実演し、デリバリーがわずか1-2分で完了するのを実際に披露しました。
最後に、今回の導入はインフラ部門内外の多くの関係者の協力なくしては成立しなかったと、謝辞を述べてセッションは終了しました。
更新情報
- (2015/04/13) 4/24の発表予定がなくなったので削除しました
- (2015/05/08) Pickupレポートを追記しました