Jamboardを導入してその後・・・

こんにちは。情報システム部の鈴木です。
※本記事は、2019/03/20時点の内容を元に書いていますので、事実と異なる部分があるかもしれません。お気づきの点はご指摘いただければ幸いです。

昨年の9月にJamboard Kioskが弊社にやってきてから約半年。前回書いた内容からのアップデートや、実際に運用してみてこれは!?と感じたことなんかをお伝えできたらなと思います。

ホワイトボードとして普通に使うところに関しては、前回のブログをお読みいただくとして、会社の中で使うとなると、ホワイトボードだってのはわかってるけど、

  • 外部モニタとして使いたい
  • やっぱりHangout Meetしたい

ってのが人情ではないでしょうか。

外部モニタとして使う

弊社の運用環境においては、実はこれが一番ハードルが高かったです。
普通のテレビやモニタならケーブルをつなぐだけですが、Jamboard Kioskはテレビでもモニタでもないのでなかなか挙動がわかりませんでした。一つ一つ、原因を探り、潰し、ようやくこれならという答えに至った経緯が以下です。

ケーブルでつなぐ

一番オーソドックスなやりかたですが、メタルのHDMIケーブルの性質上、5メートルを超えるケーブルの利用は推奨されておらず、大きな会議室や、配線を壁内に隠した配線ルートを取ると5メートルを超えることは多々あります。

また、Jamboard Kioskには、背面と側面にそれぞれ1ポートずつHDMIポートが存在しますが、これらのバージョンが違う(スペックシートには2.0と記載がありますが、明らかに挙動が異なることからバージョンが違うと思われます)ことから、出力側の端末のポート種別やOSの種別・バージョン、HDMIケーブルの種類なんかが影響してうまく投影できないケースがあります。

あと、意外と知られてないのですが、Jamboard KioskにはUSB-TypeCポートが付いているので、これを利用するという手もあります(Type-Cケーブルで映像を出力するためには、”HDMI Alternate Mode”に対応している必要がありますが、今日時点では2m以上の対応ケーブルは無さそうです。あと、電源もついでに共有してくれるので、実は充電器にもなるというw)。

 

いろいろ検証してみての最適案ですが、

  • 側面のHDMIポートを利用し、間にブースター等の映像機器を挟まずに直接HDMI2.0に対応したHDMIケーブルでつなぐ
  • 側面のUSB-TypeCポートを利用し、Typc-Cポート同士を、Type-Cケーブルでつなぐ

です。変換コネクタについては、無ければ無いほうがいいですが、粗悪品でなければ、そこまで違いはない印象でした。

これが、一番確率高く映ります。ただし、Windows10では解像度の調整をよしなにやってくれますが、MacOSの場合、画面拡張で利用すると4Kの解像度の外部モニタとして認識されるため、非常に高解像度なモニタとなり(要するに表示が小さく細かくなる)使いづらいです。そして、システム環境設定のディスプレイから解像度を下げようとしたところ、映らなくなることがあったので注意が必要そうです。

ChromeブラウザでCastする

Castが利用できるネットワーク構成であれば、これが一番楽ですし、スマートだと思います。
思いますが、接続先SSIDがWPA2 Enterpriseな認証方式だとかなり疲弊します。。

前提:
そもそもJamboard KioskにCastするためには、少なくともクライアントからL3(UDP)で届く範囲のネットワーク内にお互いが存在しなくてはいけません。また、ネットワークの規模によっては、mDNSの設定で各サービスはデフォルト値でオフになっている場合が多いと思うので、”googlecast”などのCastに必要なサービスをネットワーク機器側で明示的に許可しておく必要があります。

WPA2 Enterpriseなネットワークに接続する

弊社のPCが業務時に接続するSSIDは、WPA2 Enterprise(EAP-PEAP)で運用されており、クライアントの認証時に証明書の確認も行われます。Jamboard KioskだけEAP-PEAPを採用せず、WPA2 Personalで特別扱いするという案もでましたが、どこかからPSKが漏れるとどのクライアントからも接続できてしまうので、PSKの定期変更もすげーダルいし、不採用としました。
ということはつまり、Jamboard Kioskに証明書をインストールする必要があります。ですが、この証明書のインストールがやっかいです。

まず、有線LANが接続されていない場合、初めてJamboard Kioskの電源をいれると、一番最初にどのネットワークに繋ぐかを聞かれますが、納品時のJamboard KioskのOSのバージョンが均一でないため、この初期状態で証明書のインストールができるバージョンとできないバージョンが混在しています。弊社で確認できたのは以下の3種です。

  1. インストールメニューが無い
    • この場合は、PSKなネットワークにつないでください。admin.google.com にてJamboard Kioskの登録後、Jamboard Kiosk側の設定画面まで行ってもインストールメニューは無いので、諦めて1度アップデートされるのを待つしかないです。
  2. インストールメニューは無いが、USBメモリを挿すとインストールメニューが出てくる
    • これは気がつきませんよふつー。。挿すと画面の下部からUSBメモリを開くメニューが出てくるのでウィザードに従っていくとインストールできます。
      インストール後にWPA2 EnterpriseのSSIDに接続試行まではできましたが、なぜか繋がりませんでした。。PSK運用されているSSIDに接続できるSSIDがあったのでそこにつないでアップデート後に、WPA2 EnterpriseのSSIDに接続できました。
  3. インストールメニューが有る
    • 1台だけこのパターンがありました。検出されたSSID一覧の右上に表示されます。
      ウィザードに従いインストール後に、WPA2 EnterpriseのSSIDにもすんなり繋がりました。安定バージョンになってきたのかもしれないですね。

ちなみに、バージョンアップについても、一発で最新バージョンが当たる場合と、数回にわけてアップされる場合があります。このへんは謎です。

同じネットワークにつながったら、Chromeブラウザのメニューから”キャスト”を選択すると、キャストデバイス一覧にCastできるJamboard Kioskが出てくるので、対象の機器を選ぶと、ブラウザの画面が映ります(キャストデバイスに別のKioskが表示されている場合、どこのKioskにもCastできてしまうので、注意が必要です)。便利なのは、別のタブを手元で表示していても、Castする際に指定したタブだけが表示され続けるので、デスクトップ拡張風につかえるところです。

ちなみに、Castする際にタブかデスクトップかを選択できるので、オンプレミスのExcelやPowerPoint等の画面を映すことも可能です。

Hangouts Meetしたい

次に、Jamboard Kioskにはカメラもマイクもスピーカーも付いています。
そして、4Kの52インチ大型ディスプレイ。

Hangouts Meet したいですよね、やっぱり。

ですが、前回のブログでも書いたように、Jamboard Kioskは”ホワイトボード”であって、Hangouts用の端末(Googleミーティングルームハードウェア)ではありません。
そのうち、全画面で使えるようになるらしいですが、Jamboard Kioskはそれ単体では会議のホストにはなれないので、PCとかHangoutsに対応した機器が必ず必要になります。
このことさえわかっていれば、利用方法は特に難しいものではありません。メニューから”会議に接続”を選択して、ミーティングコードを入力するだけです。

公式ヘルプ的にはこの辺でしょうか。

https://support.google.com/jamboard/answer/7384353?hl=ja

Jamに参加する

Jamboard KioskはJamのホストにもなれますが、どこかのJamに参加することもできます。

方法はおそらく2つ。

  1. Jamコードを入力する
  2. スマホ・タブレットアプリのJamと紐付ける

です。
このうち、1) については、上記公式ヘルプの”Jamを共有する”あたりを参照いただければと思いますが、2) については、なかなか便利なのではないかと。iPhoneの場合はちょっとしたオチもありますw

手順的には、

  1. Jamboardアプリを起動する
  2. Jamを開く
  3. 右上のKioskアイコン(?)をタップ
  4. 近くのJamboard Kioskを選択
  5. Kiosk側で許可

もしくは、

  1. Jamboardアプリを起動する
  2. Jamを開く
  3. 右上のKioskアイコン(?)をタップ
  4. スキャンを開始をタップ
  5. NFCタグにかざす

なんですが、iPhoneの場合は、私の端末にApplePayの設定が入っているからか、そもそも日本で発売されているiPhoneがみんなそうなのか、NFCが使えません。ApplePayの支払い画面に遷移しますw
ただし、支払いは発生しませんのでご安心ください。

Androidで試したところ、機種によって差はあるものの、成功することもありました。

管理コンソール

続いて、管理コンソールについてですが、だんだんよくなってきています。
JamboardKioskには、一度覚えたSSID/PSKを忘れてくれないという、バグなのか仕様なのかわからない特徴があります。
それが故に、意図しないSSIDに勝手に再接続されることがあるのですが、ちょっと前まで、端末のところまでいかないといけなかったのですが、管理画面から修正できるようになりました!!これは便利。他にもデバイスの名前や場所、言語設定などがこちらから修正可能です。
一括設定できたり、デフォルトプロファイルみたいなのを用意しておいて、最初のアクティベート時に勝手に設定してくれちゃったりすると更にいいですね。

バグ??

最後に、その他のバグっぽい動作についてです。
ソフトウェアアップデートが不定期でやってくるのですが、おそらく、ビルドバージョンNRT1.18系から、Kioskの管理メニューの中に、手動でアップデートを確認する機能が付きました。
が、、それをタップっしても何も起きない。1.19系のKioskが弊社に存在している以上、アップデートがないはずがないんですけどね。また、1.17系 -> 1.18系 -> 1.19系の各アップデートに際し、言語設定や追加のキーボード設定が初期値(English/なし)に戻っているというのを確認しています。

まとめ

ちょっと、辛口なことも書きましたが、個人的には気に入っています。@約60万円という単価を考えると二の足踏みますが、iMacProのフルカスタマイズ版は150万円ですからね!!JamBoardが2台も買える!!実は安いんじゃ!!みたいな考え方もありですかねー。。。

Author: Toshiyuki SUZUKI