GitHub Universe 2022 に参加してきました
インフラの駒崎です。2022/11/09-10 に開催された GitHub Universe 2022 に現地参加してきましたので、その雰囲気をお伝えするべくレポートいたします。
GitHub Universe 2022 について
GitHub Universe 2022 は、サンフランシスコのイエルバ・ブエナ芸術センター(YBCA)会場と、Web 配信のハイブリッドで開催されました。現地 YBCA 会場ですべてのセッションが行われているわけではなく、Web のみのセッションも多数行われていました。
セッション動画はイベント終了後も 30日間オンデマンド視聴が可能とのことです。もし見逃した!という方はおそらく 2022/12 上旬までは視聴可能かと思われますので、あわせてチェックしてみてください。オンデマンド視聴のための参加登録は無料です。 ( https://githubuniverse.com/ )
手っ取り早く新サービスや注目の発表をチェックしたい場合は公式 Blog GitHub Universe 2022における新発表のすべて を参照いただければと思います。個人的には、やはり GitHub Codespaces の無料利用可能がアツいトピックだったかなと思います。
会場の様子
現地でのセッションは主にメインステージ、ガーデンステージ、デモステージの 3箇所で開催されていました。
Get ready for some Universe fun! 🥳 Join us at Garden Stage for a behind-the-scenes tour of YBCA and meet a few of the speakers and guests. #GitHubUniverse pic.twitter.com/xBWuxy4vVI
— GitHub Universe (@githubuniverse) November 9, 2022
メインステージは基本的に GitHub 社による大きいセッションが行われます。キーノートもこちらのステージです。写真はキーノートの直前に行われたショーの様子です。ほとんどのセッションで、満席近く集まっていたように思います。
ガーデンステージは文字通りYBCAの庭部分に建てられた放送ブース風のステージで、対話/インタビュー形式や短めのセッション、クイズ大会などが行われていました。このエリアは椅子とテーブルも多くリラックスして過ごすことができます。多くの方がこのエリアで食事やおしゃべりを楽しんでいる様子でした。
デモステージはスピーカーとの距離が非常に近いブースです。質疑応答が活発に行われていた印象です。コミュニティのセッションなども行われていました。ちなみにこのステージは正確には "Demo + Donuts" という名前のブースでした。左端に写っているドーナツも美味しかったです。
この他にも、ショップ、各サービスごとの質問ブース、カフェエリアや、GitHub アカウント名を教えるとアクティビティによってコメントを返してくれる Hubot の端末などがありました。
Hands-on Workshop
実際に手を動かしながら進めるワークショップも開催されていました。私も Codespaces 関連のワークショップに参加し、活用例や環境カスタマイズ、Codespaces のネットワークの仕組みなどについて学ぶことができました。
ワークショップ自体の資料は公開されていないようですが、中には LinkedIn Learning で提供されているコースを使ったものもありました。こちらは現在 2023/02 まで一部無料公開されているようです。詳しくは Codespaces についての公式 Blog What’s new with Codespaces from GitHub Universe 2022 などを参照ください。(試したところ、LinkedIn Learning で英語設定にしないと該当コースが見つからないようでした)
注目セッション
ピックアップしてご紹介いたします。
A backstage pass with GitHub Copilot
GitHub Copilot のセッションです。オンデマンド配信へのリンクは こちら ですが、配信が期間限定と思われますため期限切れ後のリンク切れはご容赦ください。
Copilot がどのようにコンテキストを判断しコードへの "翻訳" を行うのかの仕組みや、AI ペアプログラマーとしての Copilot 有無が開発者体験へどのように影響するか、セキュリティ面への影響といったリサーチなどを話されていました。
How GitHub builds GitHub
GitHub 本体の開発に Codespaces をはじめとする GitHub の機能を活用しているというセッションです。残念ながら配信はされていないようです。
GitHub が本体 Rails の開発を Codespaces に移行したという話は過去の Blog でも触れられていますね。セッションでは、実際に github/github というプライベートレポジトリを開きながら、 VM を立ち上げて Rails のビューのコードを書き換えて反映するライブデモを行っていました。GitHub 本体のリアルな開発環境の様子をうかがい知ることができる興味深いデモでした。
他にも、新しい Issues/Projects の機能を活用したマネジメントや、コラボレーティブなセキュリティの管理など、GitHub の機能紹介を兼ねたセッションとなっていました。
感想
全体を通して非常にオープンで明るく、活気のあるカンファレンスでした。比較的雰囲気がユルめで過ごしやすい部類だったかなと思います。おやつ休憩をしているときなど気さくに話しかけてくださる方もいました。
グリーグループでも GitHub Enterprise のクラウド製品、サーバ製品ともに幅広く利用させていただいていますので、カンファレンスでの経験・知見を社内外へ共有しより活かせるようにしていきたいと思います。
GitHub Universe 2022 関連リンク
- Everything new from GitHub Universe 2022 (日本語版 : GitHub Universe 2022における新発表のすべて )
- What’s new with Codespaces from GitHub Universe 2022
- Introducing GitHub Actions Importer
- Universe 公式アカウント https://twitter.com/githubuniverse