GREE Tech Conference 2024 謎解きイベント After Partyを完成させて! 解説

皆さん、こんにちは!
謎解き作成者の日高です。普段はインフラ部のエンジニアとして働いています。

本記事では、2024年10月25日(金)に実施した、GREE Tech Conference 2024の謎解きイベントを解説します。

参加いただいた方は、分からなかった問題や自身の答えとの答え合わせとして読んでくださると幸いです。
また、参加できなかったという方向けにも謎解きを楽しめるように記事を書いています。興味のある方は挑戦してみてください。

謎解きで使用したアイテム

今回の謎解きでは、以下のアイテムを使用して謎を解いていきます。

入場時に受付で配布されたもの

会場内に設置されたもの

謎解きの過程でスタッフから見せてもらえるヒントアイテム

※ 謎を解く場合、次のヒントアイテムは指示されたタイミングで確認してください。

以上が、謎解きで使用したアイテムになります。

それではアイテム1:冊子に記された謎を解いていきましょう!

謎1

YouTubeにアップロードされているオープニングを見てみましょう。

オープニングでのアナウンス通り、それぞれ以下が回答になります。

  1. ×:「小さな」ではなく、「盛大な」拍手のため不正解
  2. ◯:記載通りのため正解
  3. ◯:記載通りのため正解

謎2

議事録を読むと、アイテム1:冊子の後ろにあるヒント(去年のマップ)とアイテム3:今年のマップを比較すれば良いことに気がつきますね。

比較した結果、「トイレ」と「はじまりの部屋」が増えていることが分かるため、以下が回答になります。

謎3

ヒントと合致する表示はアイテム3:今年のマップから見つけることができます。

謎4

計算式の左辺のアイコンが出てくるものを探してみましょう。

予定表が見つかるはずです。
予定表と計算式を比較すると以下の法則性を見つけることができますね。

法則性を踏まえて、右辺は予定表の曜日をカレンダーの色で表していることに気がつきましたか?
このため、答えは「赤色のもの」となります。

※ この謎では、カレンダーが平日は黒、土曜日は青、日曜日は赤で書かれていることを前提としています。

謎5

変換元のマークはアイテム3:今年のマップにあります。
そして、次のような予測もできそうなので、実際に確かめてみましょう。

マークの個数も調べてみると、アルファベットの可能性が高そうです。
実際に変換してみましょう。

予想通り記号の数がアルファベットの順番になっているようですね!
同様に答えも導けるかと思います。

謎6

問題文の下に書かれているヒントに注目しましょう。
変換後のマークはそれぞれ以下の表に載っていて、五十音を示していますね。

しかし、問題本文の指示文の意図が分かりません。
実は、ヒントの文字列である「受付」「右」「モニター」が指す場所では映像が流れています。
ヒントとアイテム4:受付の右手にあるモニターに映し出された映像のマークを用いて変換してみましょう。
映像の内容はこちら(再掲)に載せています。

変換してみましたが、回答になりえそうな文字列はありません。
五十音表のヒントにある注意文も読んでみましょう。

実は会場に設置されたアイテム5:たくさんのマークにはマグネットがくっつくものと、くっつかないものがあったのです。
くっつくかくっつかないかを見分けるためにはアイテム3:マグネットを持って会場を歩き回る必要がありました。

マグネットがくっつくマークの文字列を読んでみると次の回答が導けます。

謎7

この謎は、今までの謎を解いて初めて挑戦できる問題になっています。
今までの謎の答えを当てはめてみましょう。

指示通り、「キーワード」を求めていきます。
「旗」→「動物」→「赤色のもの」→「食べ物」→「ロゴ」を通る最短経路を探してみましょう。

※本来は会場を歩き回って最短経路を探さないといけないのですが、かなり大変なので「ヒントアイテム3:謎7のお助けアイテム」として「マークが記された地図」を配布しました。(ただし謎解きとは別に会場で行われていたスナックラリーを制覇するという条件を満たす必要があります)

次の図は、回答になりうる経路の候補です。

最短経路は、赤色の経路になりそうですね。
謎6と同様の方法で文字を読んでみましょう。
「きいろのな」つまり「黄色の名」が答えになります。

「黄色の名」と言えば、予定表にある「ナカムラ」が思いつきますね。

問題文を読み直してみましょう。

GREE Tech Conference 2024のテーマは「Hackpackers」でした。
指示通り、ピンク色のTシャツを着たスタッフに「Hackpackersをナカムラに伝えて」と依頼してみましょう。
スタッフから紙を見せてもらえます。

謎8

見せられた紙は以下の通りです。ヒントアイテム1:キーワードがナカムラの場合

書いてある通り、宝箱の横にあるQRコードに上記の4桁の数字を入力でクリア...ですが、ここで2つの違和感に気がつきませんか?

違和感1:謎8と書かれている

違和感2:制作責任者がナカムラ

最後の謎がこんな簡単な指示文だけ?
謎を作ったのはナカムラではなく、初代ご褒美担当の「ワタナベ」では?
しかもナカムラはパスワードを知らないはずです。では、なぜこのパスワードを用意できたのでしょうか...?

ということで、この違和感に気がつくことが謎8のスタートになります。
最初に、ナカムラはそもそも「謎が解けなかった」と言っていたはずですね。
どこかに見落としがありそうです。
見落としがないか、ワタナベとナカムラの行動を辿ってみましょう。

議事録

  • ワタナベは去年のマップを参考にして、色々と進めていくと言っている。
  • ナカムラの追記より、はじまりの部屋が使えることが決まったのは、10/8である。

予定表

  • 9/21(土)にワタナベはご褒美の準備を完了している。

あらすじ

  • ワタナベはご褒美の入った箱を開けるパスワードを忘れたときのために「謎」を残している。

時系列を整理してみると以下の通りになります。

  • 5/20(月):ワタナベは去年のマップを参考にして、色々と進めていくと言っている
  • 9/21(土):ワタナベがご褒美の準備を完了(と言うことは謎解きの用意も完了)
  • 10/8(火):会場を広げることが決定

これらのことから、ワタナベは去年のマップをベースに謎を作っていたことが分かります。

去年のマップをベースとした場合、謎7におかしな点がありますね。

ワタナベが使っていたマップは今年のマップではなく去年のマップです。

去年は右下の部屋を使っていないことがわかっています。

そのため、最短経路は青色のルートになりますね。

では、もう一度解き直してみましょう。

本当の答えは以下になります。

ピンク色のTシャツを着たスタッフに「Hackpackersをワタナベに伝えて」と依頼します。
すると、スタッフから以下の紙を見せてもらえます。(ヒントアイテム2:キーワードがワタナベの場合)

最終的な回答は、After Partyの開始時間を24時間表記にした「1845」というわけです。
また、紙には制作責任者「ワタナベ」とあるので、本当の正解であることが分かりますね。

謎を解くことができなかったナカムラは、あろうことか箱のパスワードを捏造していたのでした。
ちなみにイベント開催前に実施されたオフィスツアーに参加した人は、謎7が解けず捏造を決意した際にナカムラが残したメモ(と言う名のヒント)を見ることができたみたいです。

宝箱の横にあるQRコードに1845と入力することで無事に開けることができました!

後書き

ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。

謎解きイベントはfreeeさんの技術カンファレンスである「freee技術の日」で実施されていたものを参考に実施させていただきました。freeeさんの謎解きも非常に面白いものになっていましたので、ぜひ挑戦してみてください。(謎解き記事

また、当日参加いただいた皆さん、本当にありがとうございました。予想を遥かに上回る方に挑戦してもらえて、非常に嬉しかったです。
一方、難易度を上げ過ぎた、想定外のミスがあったなどの反省点もありましたので、次回以降は改善していきたいです。

以上、GREE Tech Conference 2024で実施した謎解きイベントの解説でした!