GREE Engineering

グリーのネットワークエンジニアの日常

グリーのネットワークエンジニアの日常

自己紹介

インフラストラクチャ本部の黒河内です。

グリーにて主にゲームやPlatformのネットワークの設計・構築・運用を主に担当しております。

この話が来た際に何を話そうかなーと悩んだのですが、

今回はよく外の人から頂く、以下の質問に対して答えていこうと思います。

“グリーでネットワークエンジニアって実際になにやってるんですか?”

ということで、きょうは私どもが、日頃にどういったことに取り組んでいるかを

ご紹介させて頂きたいと思います。

“ネットワーク”といっても、大きくわけて2つの種類がありますので、それぞれご紹介をして参ります。

バックボーンネットワーク

こちらは主にインターネットへの接続及びデータセンター同士を接続するネットワークとなります。

ここが無いとグリーはインターネットに接続できません。

またグリーはAS番号という番号をもっており、独自のネットワークを運用しております。

これによりグリーがインターネットに接続する際に、最適なネットワークを自社で選択できます。

その中でのグリーの取り組みとしては、”More Faster”をモットーにしております。

以下に具体的な取り組みについて記載致します。

ユーザ様 – グリー間のネットワーク(CtoB)

ユーザ様にストレスなくゲームをして頂くために、より短い応答時間でグリーに到達できるよう

各携帯キャリアと隣接で接続しております。

これにより、より早くユーザ様がグリーのゲームにアクセスでき、更に双方のいずれかのネットワーク側で

障害が発生した場合でも、迅速に切り分けができ問題を解決する事ができます。

GREE Platform – SAP様間のネットワーク(BtoB)

Platformの連携のAPIのレスポンス向上のために、各SAP様がいらっしゃる大手クラウド事業者様と

可能な限り隣接で接続を行っております。実際にはIX(InternetExchange)上でPeeringという作業を行い、

これにより各事業者と隣接で接続することを実現しております。

インターネット上の経路というのは、物理的な距離ではなく論理的な距離で最短距離を図ります。

そのため日本国内同士の通信でも、論理的な距離が北米など海外を経由した方が近くなるケースもあります。

その場合はお判りの通り、大きな通信遅延を生じてしまいます。

このようなリスクをなくすためにグリーは重要な通信先とは隣接で接続をして、

ネットワーク品質を担保していく取り組みをしております。

以下は、とあるクラウド事業者様との接続を、通常のインターネット回線(Transit)から

IXでの接続に変更した際の、応答時間(RTT)計測のグラフになります。

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データセンター内ネットワーク(LAN)

大規模なイベントなどで急激にTrafficが増加する場合があります。

そのために、潤沢な帯域を確保しておくこと、

簡単にスケールが可能な仕組みにしておくことをモットーとしております。

以下は、とあるゲームにて12時ちょうどにイベントを開始した際のTrafficです。

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※セキュリティ上、左側のTraffic軸は消しております。

ここはグリーだけでなく、最近は様々なクラウド事業者も同じ問題に直面をしておりますが、

こういった突発的な崖みたいなTrafficに対して、柔軟な対応が出来るインフラであるかが大事です。

あと、最近はデータセンター内ネットワークは、気にする部分がかわってきております。

昔はTrafficだけでしたが、最近はVLAN数やPortBufferSizeなど、

昔では考えられない様な部分がボトルネックになるケースが多くなっております。

昔とのネットワークを取り巻く環境の違いは、大きく以下にあると思ってます。

・サーバの性能が飛躍的な向上

・ミドルウェアの多様化

・オンプレミスからクラウドへ

・クオリティだけでなく、スピードも重視

こういった世の中の事情に合わせたインフラ仕様に、柔軟に合わせていく必要があります。

まとめ

われわれは、こういったサービスを意識したネットワーク設計を意識しております。

もちろんこれ以外にもBug対応など日々の運用業務もございますが、

これからもインターネットを通じて世の中をより良くするために、

ネットワークとしてできる最善のことを実施できるように勤めて参りたいと思います。

明日は???

最後までお付き合いありがとうございます。

明日は二宮さんです。

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