「Garage Weekend」(11/7-8) 開催レポート

開発PRチームの三木です。

11/7(金)~8(土)の2日間にかけて、グリー社内で「Garage Weekend」というハッカソンlikeなイベントを開催しましたので、本記事にてその模様をレポートさせて頂きます。
最後までお付き合いください。

Garage Weekendとは

グリーでは、CIP(Creative Innovation Program)という活動の一環として「アイデアスプリント」という問題解決型のアイデアソンを開催しています。
(CIPについては12/1から始まるGREE Advent Calenderの中で誰かが詳しく説明してくれると思います)

3か月ほど前にその一環として、Jawbone様のウェアラブルデバイス『UP』とのコラボで、健康増進に役立つゲームアイデアを企画する、という試みを実施しました。
当日はJawboneのジェネラルマネージャーにも審査員としてご参加いただき、最終的に30件以上のアイデアを集まるなど大変盛り上がったイベントとなりました。

今回のイベントは引き続き実装編ということで、そこで出たアイデアのうち3つをピックアップして、金~土の2日間を使ってチームでモックを完成、という所をゴールにして開催しました。

※グリーではハッカソンを3か月に1回くらいのペースで行っているのですが、通常は参加者が自由に作りたいものを作って発表、というスタイルで行っています。
今回は開発対象となる企画ありきのイベントということで、特別編として「Garage Weekend」という別イベントとして開催しました。

イベントレポート

事前準備

今回のイベントは1チーム/1企画という構成で、全3チームを社内で募集しました。
1チームの構成メンバーは企画者1名、エンジニア1-2名、デザイナー1名としました。

対象となる3つの企画は、当然ながら「運動量を記録する」という『UP』の特性を生かしたものになりますが、「旅行」「睡眠」「育成」という風に、アプリのコンセプトが良い具合に分かれました。
参加希望者には、エントリーの時点でどのアプリを作りたいか希望順位を書いてもらい、運営側でチームの割り振りを行いました。
デザイナーの人がエンジニアとして応募したり、管理部門の人がデザイナーとして応募するなど、蓋を開けてみればハッカソンならではの非常に面白い組み合わせとなりました。

1週間くらい前には、各チームメンバーで顔合わせを行いました。
どんなモックにするかイメージを膨らませつつ、チャットを通して事前にコミュニケーションを取ってもらいながら本番に備えてもらいます。
エンジニアに関しては、最低限iOS/Androidアプリの開発環境と、JawboneUP SDKが動作する環境を事前準備してもらいました。

初日

今回のイベントは金曜の終業後、20時頃から開催しました。
社内の広めのゲスト用会議室を二日間ブロックし、そこにモニターやホワイトボード、タップなどを持ち込んで会場として使用しました。

参加者が全員そろったところで、運営側からのオリエンテーション~自己紹介からスタート。このイベントに備えてJawboneを購入したというやる気のあるエンジニアも。
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さっそく各チーム分かれて作業開始です。元になるアイデアは既にあるものの、魅力的なゲームアプリにするためにはどうすればいいか、どんな機能を具体的に実装すればいいか、各チームホワイトボードの前でブレストを重ねます。
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途中ケータリングのお寿司が届きますが、各チーム手を休めることなく・・・
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ブレストが終わったチームから、開発に入ります。徐々に会話が無くなり、キーを叩く音だけになっていきます。

今回、初日と二日目の二回にわたって参加者全員にインタビューという事を行いました。まず初日は23時くらいの段階で各チームにお邪魔してインタビュー。いくつかコメントをピックアップさせて頂くと

「フラットデザインで、しゃれた格好いいのにしたい」「チャットも実装したい」「可愛いアプリになりそう」

と、この時点ではまだまだ余裕が見られます。

深夜1時半。。。近くにすんでいる人以外は終電で帰宅、残る人は夜遅くまで引き続きhack。
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二日目

二日目は朝9時集合。眠い目を擦りつつ各プロダクトの進捗共有から始めます。中には初日に頑張りすぎてリタイアしてしまった人も・・・
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二日目のインタビューは、終了2時間くらい前にお邪魔して行いました(ハッカソンで一番邪魔されなくない、集中したい時間帯ですね)

「もう一日ください・・・」「あとはもう全てエンジニアに委ねました」「(作業を止めずモニターの方を向いたまま)がんばります!」

と各チーム昨日と打って変わって余裕がありません(笑)

プレゼン/デモ~結果発表

17時でタイムアップ!休憩を挟みつつ審査へと入ります。
前回に引き続き、Jawbone様からも審査員をお招きしました。真剣な眼差しで各アプリの資料に目を通します。

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各チームより開発したモックのプレゼンテ―ションと、触り心地などを審査してもらうため実機でのデモを行います。

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別室での長時間にあたる審議の結果、旅行アプリが優勝!優勝賞品は、デバイス繋がりということでスマートペンでした。またJawbone様からも別途豪華商品をご提供頂きました!

最後に全員で記念撮影。参加者の皆さん、2日間お疲れさまでした!
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さいごに

外部とのコラボレーション&特定のデバイスが対象のハッカソンは今回が初めてでしたが、参加者にとって刺激的なイベントになったのではと思います。
運営として参加させて頂いた私も、非常に楽しい経験でした。(Jawbone様、重ね重ねありがとうございました!)

グリーでは、今回のようなエンジニアイベントを社内で定期的に行っていますので、また機会があればご紹介させて頂きます。