非エンジニア女子がRails Girls Tokyo 16thに参加してみた
はじめに
こんにちは。DevRelチームのやまだちひろです。この度エンジニアブログに初めて記事を投稿します。
私はエンジニアではありませんが、DevRelという立場で日々エンジニアさんたちと関わるお仕事をしています。
先日、タイトルのプログラミングワークショップに参加してきたので、参加レポートを執筆します☺︎
Rails Girlsとは?
Rails Girlsとは、主に女性がテクノロジーやアイディアを形にする方法を理解する手助けをするために作られた世界的なコミュニティなのだそうです。ワークショップ中に使用するガイドも、9ヶ国語に翻訳されていて驚きました。Rails Girls Tokyoは、今回で16回目。2024年3月1日(金)〜2024年3月2日(土)の2日間で催されました。
私がRails Girls Tokyoに参加を申し込んだ理由
私は非エンジニアなので、私と同じような職種のお仕事はなんとなく想像ができるのですが、エンジニアさんたちのお仕事については、正直日々どんなことをしているのかはよくわかっていないというのが実情でした。例えば「コードを書く」ってどんな感じなのか?だったり、GitHubという単語はよく耳にするけど具体的にどんなことができるのか?とか...。Rails Girls Tokyoで、そういった小さな疑問に対する答えを知ることができたらいいなと思い、参加を申し込みました。
ワークショップの内容
Day1
インストールデー
ワークショップは2日間に分かれており、初日はまずRubyとRailsを自分のPCにインストールすることがゴールでした。少し躓きながらも、ガイドに沿いながら無事1日目のタスクは完了しました。
Day2
開会&自己紹介
2日目。今回の参加者は20名で、予めArray/Proc/String/Integer/Hashの5つのチームに分かれており、私はHashチームのメンバーでした。"Hash"の意味を考えたのですが、"ハッシュタグ"とかの関連かな〜と思いつつ、無邪気にコーチに意味を聞いたところ、どうやらエンジニアさんが普段使っている用語らしいということしかわかりませんでした。難しかったです...。
参加者1人につき1人ずつコーチがついてくださいました。ちなみに、参加者は"Girls"と呼ばれ、基本は女性のみなのですが、コーチは男女不問で年齢も勤める企業もエンジニア経験も様々でした。ただ、唯一コーチのみなさんが共通していたのは「Rubyが好きである」ということでした。
ワークショップ - ウェブアプリの構築
いざワークショップ開始。ゴールは【Rubyを使ってウェブアプリを作る】ことでした。初心者からするとどうやってゴールまで辿り着けるのかが謎すぎましたが、やること自体は Rails Girls Guides に書かれている手順に沿って進めていくだけの至ってシンプルな内容でした。
ただ、単語の意味が理解できず、何度も躓きました。わからないことは自分で調べつつ、コーチにも質問しながら、一歩一歩進めていきました。MacのCommandなどは普段の仕事でも使うため、コツを掴んだら割とサクサク進めることができました。事あるごとにコーチが「すごいですね!」「理解が早いですね!」などと褒めてくださるので、難しい壁にぶち当たりながらもモチベーションを保つことができました。(褒め上手って大事 ✅)
ローカルでの作業はなんとかうまくいき、このようなウェブアプリを作ることができました。このスクショは単純なテキストの表示のみですが、"画面上からテキストや画像を送信すると表示される"といったフォームのような仕組みが組み込まれています。よくあるようなページですが、自分でゼロから書いたコードの指示をシステムが読み取ってくれ、ひとつひとつの要素がちゃんと表示されたことだけでも嬉しかったです。
また、今回初めてGitHubを使い、自分が書いたコードを保存・公開することもできました。エンジニアさんたちが日頃どうやって使っているのかを少しイメージできたような気がします。
しかし...ここまではまあまあ順調に進んだのですが、雲行きが怪しくなり始めました。このウェブアプリを誰もが閲覧できるようにインターネット上に公開するまでがゴールだったのですが、Herokuへのデプロイの過程で何度もerrorが出てしまい、うまくいかず。
残念ながら、終了時間までにデプロイまでは辿り着けませんでした。
特に印象に残ったこと
うまくいかず悔しさが残る結果とはなりましたが、特に印象的だったのはコーチのみなさんが底抜けに優しかったことです。初心者の自分にとっては、「こんな初歩的なことを聞いてもいいのかなぁ...」とか、「自分にわかるわけないや...」と思ってしまいがちなのですが、逐一褒めてくださったり、わからないことは嫌な顔ひとつせずに解説してくださったのがすごく嬉しかったし救われました。
また、結局デプロイまではできませんでしたが、エンジニアさんは日々このようなerrorや失敗にぶち当たりながら、自らそこに向き合い、調査しながら解決していかないといけないことを知りました。今回は練習でしたが、本物のプロダクトやユーザーに影響を与えてしまうなら、本当に大変なことですよね。
まだまだわからないことだらけではありますが、このように様々な刺激を受けながら2日間のプロセスを終えました。
学び
ざっくりですが、terminalとテキストエディタを使って初めてコーディングできたことや、GitHubにコードをデプロイするって具体的に何なのか?だったり、エンジニアさんが日々何のツールを使ってどんなことをしているのかを少しは知ることができたことが大きな収穫だったかなと思います。
ランチ&アフターパーティー
ランチでは、Rails Girls Tokyoに協賛しているスポンサー企業の方々からフリーテーマでLT発表が行われ、みなさんそれぞれ会社紹介や採用広報などをテーマにお話されていました。
美味しいお弁当やお菓子、おやつタイムにはドーナツなどご提供くださり、ありがたい限りでした。普段使わない脳みそをフル回転させていたので、甘いものが止まりませんでした!
最後のアフターパーティーでは、参加者、コーチ、スタッフみなさんで交流ということで乾杯。2日間の感想や、今回の学びから今後にどう活かしていけそうかなどをシェアしあったり、和気藹々と楽しめました。同じゴールを目指して頑張った仲間としての絆みたいなものが出来上がったように思います。ほどよい疲れと達成感に浸りました。
また特別企画として、Rails Girls TokyoのOrganizer兼Coachの @emorima さん著「はじめてつくる Webアプリケーション〜Ruby on Railsでプログラミングへの第一歩を踏み出そう」を4名にプレゼント!という素敵なじゃんけん大会があり、まさかの勝ち残ることができました。今までイベントでの勝負事で勝てた試しがなかったので嬉しかったです。かわいいステッカーもいただきました。
すごく読みやすそうな内容ですし、今後も勉強を継続しようね!という天の声が聞こえた気がしたので、自分のペースで学び続けていこうと思いました。@emorimaさん、ありがとうございました!
感想と感謝の想い
今回、当初の目的通り、普段エンジニアさんがどのようなことをしていて、日々どのような問題や課題に向き合っているのかを(ほんの少しではありますが)知ることができ、満足度も高い内容でした。プログラミング初心者を歓迎してくださる優しいコミュニティなのだなあ、と心温まりました。
運営陣、コーチのみなさん、スポンサー企業の方々、Girlsのみなさん、本当にありがとうございました!
まとめ
Rails Girls Tokyo 16thでは、エンジニアさんたちが日々向き合っていることの一端を知ることができました。今回参加したことにより、一歩前進できたような感覚です。改めて、エンジニアのみなさんの縁の下の力持ち的なサポートができるよう日々頑張っていこうと思いました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。