GREE Tech Conference 2026 ご参加ありがとうございました!

こんにちは。DevPRチームの佐島です。

10月16日(金)、グリーグループの技術チャレンジを紹介する GREE Tech Conference 2026 を、東京ミッドタウンとYouTube Liveのハイブリッド形式で開催しました。

会場や形式は昨年と同じですが、運営的には今年もさまざまなアップデートを加えています。本記事では、新しく取り組んだこと、そしてうまくいかなかったことを振り返ります。
セッションの動画・スライドは公式サイトでアーカイブ公開していますので、ぜひご覧ください!

今年のアップデート

スタンプラリーの意味を変える

一般的なスタンプラリーは、ブースを回ってスタンプを集め、全部そろったら景品と交換できる、という仕組みのブース回遊施策です。

GREE Tech Conferenceでも過去2回、スタンプラリー型の施策を行ってきました。ただ、景品と交換できるというインセンティブは、そもそも用意していません。その代わり、一昨年のスナックラリーは集めたお菓子そのものが嬉しいという設計に、昨年のタングラムパズルは全部集めるとようやくパズルで遊べるという設計にしました。
とはいえ、どちらも「全部集めることができる」という点では同じです。

今年実施したKEYCAP QUESTは、こうした過去2回とは設計思想が大きく異なりますので、何を変えたのか説明したいと思います。

コンプリートという概念を捨てた

KEYCAP QUESTは、受付で配布したキーホルダーを土台にして、会場内で集めたキーキャップをはめていく企画です。

キーキャップはブースを回るともらえますが、入手方法はそれだけではありません。登壇者と直接話せる「Ask The Speaker」に参加すると、その登壇者のキーキャップがもらえます。六本木にあるグリーグループのオフィスビルを見学する「オフィスツアー」に参加すると、オフィスツアーのキーキャップがもらえます。このように、ブースの外にも入手の機会を用意しました。

セッションは3トラック同時進行なので、Ask The Speakerをすべて回ることはそもそも無理ですし、オフィスツアーに参加しなければ、その時点でコンプリートは不可能です。
つまりKEYCAP QUESTは、全部集めることを目指すブース回遊施策ではなくなりました。

懇親会での交流施策

では何のための企画なのかというと、懇親会での交流をより円滑にするためです。

GREE Tech Conferenceは、技術コミュニティが主催するカンファレンスとは違い、企業が主催するカンファレンスです。
グリーグループはゲームが主力事業ですが、一口にゲームといっても、Go言語のようなサーバーサイドの技術もあれば、Unityのようなクライアント技術もあります。ゲーム以外の事業に目を向ければ、Webフロントエンドやインフラ、さらにセキュリティや情シスといった領域もあります。

よく言えば、音楽フェスのようにさまざまなジャンルの技術に一か所で触れられるカンファレンス。悪く言えば、一人ひとりにとって興味のある技術領域が全体の一部にとどまるカンファレンスです。
そのため懇親会では、目の前の人がどの技術に関心を持っているのかがわからず、話しかけるきっかけをつかみにくいという課題がありました。

音楽フェスなら、アーティストのTシャツを着ている人を見れば誰推しなのか見当がつきます。
同じように、「どの技術領域推しなのか」が一目でわかる状態を作れないか。そう考えてたどり着いたのが、KEYCAP QUESTというアイデアです。
どのブースを回ったか、どの登壇者のAsk The Speakerに行ったか。そうした参加者一人ひとりの行動を、キーキャップが並んだキーホルダーという形で見えるようにしました。懇親会で相手のキーホルダーを見れば共通の関心が見つかり、話しかけるハードルを下げられるかもしれない。それがこの企画の狙いでした。

可視化したのは技術領域だけではありません。オフィスツアーへの参加や、謎解きのクリアといったコンテンツへの参加もキーキャップにしました。さらに、別日に開催されたゲームメーカーズスクランブル(グリーも出展しました。出展の様子はこちらの記事をご覧ください)の参加者専用キーキャップも用意しました。懇親会では、同じキーキャップを持っている人同士が集まって話している光景が見られ、狙いどおりの交流が生まれていてとても嬉しかったです。


↑中段左の「Happy Hacking」がゲームメーカーズスクランブル参加者専用、下段左の旗を持ったアイコンがオフィスツアー参加者専用のキーキャップです。


↑下段左の黒いキーキャップは、謎解きでTrue End(後述)を達成した方専用のキーキャップです。


↑左右の6つは、Ask The Speakerで話しかけた登壇者専用のキーキャップです。

謎解き参加者の可視化

GREE Tech Conferenceでは過去2回、技術カンファレンスでありながら謎解きも楽しめる、という取り組みを続けてきました。
肌感では多くの方に参加いただいている印象でしたが、実際に何人が参加しているのかまではわかっていませんでした。

そこで今回謎解きチームが考えたのが、謎を解き始める前にプレイヤーネームを登録してもらう仕組みです。プレイヤーネームの登録が、そのまま謎解きへの参加表明になります。
その結果、参加者は94名にのぼることがわかり、謎解きチーム一同驚いていました。

なお、謎解きにはNormal EndとTrue Endの2つのエンディングがあり、それぞれの達成者に専用のキーキャップを用意しました。謎解きの詳しい内容やプレイヤーネームの仕組みについては、謎解きチームによる記事をご覧ください。

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今年の課題

うまくいったこともあれば、うまくいかなかったこともあります。今年の課題は大きく3つです。

キーホルダーが足りない

KEYCAP QUESTでは来場者にキーホルダーを配布しました。ところがキーノート講演の最中に、受付スタッフから「このままだとキーホルダーがなくなりそう」という連絡が入りました。
キーキャップが品切れになることはある程度想定していましたが、土台となるキーホルダーが足りなくなるのは想定外でした。

原因は発注量の見積もりです。キーホルダーの発注量は、集客を始める前の7月上旬に、昨年の参加実績をもとに見積もりました。
ところが今年は、グループ社員の参加が昨年を大きく上回りました。社員の参加登録は開催直前に集中する傾向があり、10月以降に登録した社員だけでも約100名にのぼります。

受付スタッフからの連絡で、需給のバランスが崩れていることに気づくもあとの祭り。やむなく、社外の方への配布を優先するため、社員への配布を止めるという苦渋の決断をしました。
交流施策の目玉として導入したにもかかわらず、その手段を一部の社員に届けられなかったことは非常に残念でした。
来年は発注量の精度をより高めるようにしたいと考えています。

ネットワークトラブル

15:20からのセッションが始まる直前、トラックBとトラックCの会場でネットワークトラブルが発生し、YouTube Liveでの配信ができなくなりました。
有線LANがつながらなくなっていたため、バックアップ用のモバイルルーターでの配信を試みました。しかし画質が悪く、配信に耐えられる状態ではありませんでした。

原因がわからない中、タイムテーブル通りに進めるか、いったん止めるか、判断を迫られました。会場内には伝えられても、オンラインの方にはどう伝えるか。復旧しなかった場合、どこで見切りをつけるか。考えるべきことはいくつもありましたが、迷っている時間はありません。セッションはタイムテーブル通りに進め、オンラインの方にはXで状況をお知らせすることにしました。

配信は約10分後に復旧しました。オンラインでご視聴いただいていたみなさまには、ご迷惑をおかけし申し訳ありませんでした。
ライブ配信では冒頭をお届けできなかったトラックBとトラックCの2セッションも、アーカイブでは最初から最後までご覧いただけます。
以下は、それぞれのトラックの配信が復旧した瞬間です。


↑トラックB

↑トラックC

Ask The Speakerの場所がわからない

Ask The Speakerは、登壇者が所属するグループ会社や事業部のブースで実施しました。これ自体は昨年と同じです。ただ、今年は昨年よりもブースエリアが混雑しており、どこでAsk The Speakerが行われているのかがかなりわかりにくくなってしまいました。
せっかく交流施策としてKEYCAP QUESTを用意しても、キーキャップをもらえる場所がわからなければ意味がありません。来年はAsk The Speakerの場所の視認性を上げる工夫が必要だと感じています。

さいごに

今年で7回目、オフライン開催に移行してからは5回目。年々にぎわいを増すオフライン会場の様子から、社内外ともに少しずつ認知度が上がってきていることを実感しています。

今年のセッションの特徴として、長期運用の話が多かったことが挙げられます。思えばGREE Tech Conferenceそのものも、自社技術カンファレンスとして長期運営のフェーズに入りつつあるのかもしれません。
安定して運営すべきところと、チャレンジすべきところをしっかり見極めながら、社内外の参加者のみなさまに「よい一日だった」と思っていただける運営を模索し続けていきます。

最後になりましたが、会場運営にご協力いただいた東京ミッドタウンさま、スタッフ・登壇者・ブース担当者のみなさま、そしてご参加いただいたすべてのみなさまに、心より感謝申し上げます。
本当にありがとうございました!