YAPC::Asia Tokyo 2015にいってきました
ひさびさの投稿がイベントいってきましたエントリになりました、ふじもと (@masaki_fujimoto) です。
ということで、sponsoredしたらチケットをいただいたのもあって (いやそんな、してなくても多分いってたと思いますが)、21-22日に参加させていただきました。blogを書くまでがYAPCって1日で10回くらい聞いたので、もはやただの個人の感想文ですが、会社のblogのっとってつらつら感想かきます!
よくわかるYAPCのまとめ
全体的なまとめがあちこちにあるので、もうすでに目を通されてるかたも多いかなーと思いますが、いちおリンクしてみます:
- YAPC::Asia Tokyo 2015 感想エントリまとめ
- YAPC::Asia Tokyo 2015 スペシャルレポート
- YAPC::Asia Tokyo 2015 #yapcasia 全セッション総まとめ
さいしょにアピール:)
最後のYAPC::Asia Tokyoってことで、ちょっとがんばって協賛させていただきました、といいつつ、ぼくらはYAPC!って会社のイメージでもないかもなー (スタッフのかたとかいらっしゃいますが)、と思って縁の下っぽいのを選びました (同時通訳とかおべんとうとか)。
特に同時通訳とかは、決めたときはタイムテーブルも決まってなかったのでどれくらいお役に立てるかなーとか思ってましたが、まとめとか拝見すると、なんか結構需要あったみたいでよかったです。
Talksの感想とか
以下、参加したtalkの感想とか書いてみます、もう完全にふじもと個人の感想です。ちなみにDay 1はLTしか聞けてないので (とっても面白かったですが)、基本Day 2です。
Adventures in Refactoring
スライドはどっかにすぐ上がるかなーと思って、内容の細かいメモはとってなかったのですが、今のところ (08/24) スライド見つからないのでちょっとミスったなーと思ってます。なお、スピーカのBenさんは、GitHubでInternal Tools (deployとか)を担当されているかただそうです。
追記: スライドあったー、ありがとうございます (リンク先のしたのほうにpdfへのリンクあります)
ところで Ben Lavender 氏のトークスライドをリンクしておきました http://t.co/3uO2pMLAtp
— Daisuke Maki (@lestrrat) August 25, 2015
(参加した)全セッションを通して、一番内容が濃かったなーと勝手に思ってます。Refactoringに長く携わってきたひとならではの経験と知見に基づいた、具体的な手法論と、戦略が、ちょうど良い例に基づいて発表されてました。
以下簡単なメモです (個人的にささった箇所だけ...):
- Refactoring: changing code without changing behavior
- これは一般的な定義だと思いますが、厳密には実は難しくって、なにかしらは変わっちゃうんですよね、実行速度とか (場合によってはそれによってbugが減るかもしれないし、増えるかもしれないし)、とかもやもや細かいことを考えながら聞いてました
- talkの割と最初で、Refactoringの理由として、スタイルを変える、とかを"bad reason"と明示してたのは大事だなーと
- ではなにが"good reason"かというと、まずmeasurableであること (定量的ともいうのかな)、例えば (1) コードの行数 (が減ること) (2) カバレッジが上がること (3) パフォーマンスが上がること、などなどこういうところを規定してRefactoringに取り組むのはチームとして重要っすねー、たしかに
- ちなみにstyleとかは、ガイドとかでもう自動で決めちゃえばいいんじゃないかっていうスタンスっぽかったですね (たしかに)
- ということでgo fmt最高だそうです
- どうかんです
- あと興味深くて大事だと思ったのが、Refactoring超あるある、な「Refactoringしてたら既存のバグ見つかった」ときのアプローチで、彼はここは厳密にRefactoringと分けるべきだ、というところで、ある程度の規模があるチームだとたしかにそのほうが正義だよなぁとは思った土曜日の午後でした
-
具体的なTechiniqueについてはあとでスライドみて思い出そうと手を抜いていたのですが、scientist知らなかったので (そんなにRubyどっぷりなひとでもないという)、あーこれはいいアプローチ、としみじみしました
ソーシャルゲームにおける AWS 移行事例
これは、ぼくらもいろいろと参考しなければならないのでは!と思って参加、もう立ち見たくさんで、IaaSもかなり成熟期に入ってきていて、だからこそこういうノウハウがかなり需要あるんだろうなーと思いながら勉強してました。
全般的に、スライドに書かれている通りの、1つ1つは細かいかもしれないけど、大事なノウハウがたくさん詰まったtalkでした。
ので、ここが!というのはないのですが、RDSのタイムゾーンが設定できなくて既存環境 -> RDSのreplicationをあきらめたってのがさりげなくすごい切ない話だなーというのが感想のハイライトです。いやなんというか、こういうtalk聞いてると、自分たちの環境に勝手に重ねて勝手に想像したり勝手に思い出したりして、なんかすごく疲れるという (決して@tkuchikiさんがわるいわけではなく、ってそりゃそうだ)。
HTTP2 時代の Web
前日の@kazuhoさんのを聞けなかったのでこちらに参加してみました。とりあえず、すごく並んでました (開始前)、HTTP2への興味が伺えますね...!
社内にHTTP2なひとがいるおかげで、だいたいの情報はtrackできていてよかったよかった、と思いつつ、とてもよいまとめなtalkでした。
スピーカの@jxck_さんが、すごく(よい意味で)pragmaticなかただなー、というのと、やっぱりどうしても(サーバ側の)終端が悩むなー、ともやもやしながら聞いていました、はい (勝手にもやもやしていただけで、talkはすばらしかったです)。
質問で、HTTP2自体はいつ普及しますか?という、これは答えむずかしいなーというのがありましたが、確かにHTTP/1.1でも別に(もしかするといつまでたっても)困りはしない、IPv4とかと違って何かが枯渇するわけでもないし、というところがあって、だいぶ先でもHTTP2だけになってるかどうかはわからない、という保守的なお答えをされてました。が、個人的には「気がついたらHTTP2」というトラフィックは結構数年でかなり増えるんじゃないかとおもってたりします。
が、たぶんぼくらとして大事なのは、その特性を活かしてよりよいユーザ体験を提供するためにどうすればいいか、ってところなので、そのためにどうしてくかなー、とあれこれ考えるきっかけになって個人的にはとってもありがとうございます、というtalkでした。
LT
どれも面白くて (いやためになるというか敢えて面白くて、と書いちゃいますが)、あっという間の1時間でしたが、最高にクオリティが高かったのはやっぱり
こちらですね!さすがに全部は知らなかったので実際有益だった、というのもありますし、なによりLTとしての完成度が最高でした!
クロージング
Daisuke Makiさんはじめ、スタッフのみなさまおつかれさまでした!
あとBeaconだそうです。
さらなる個人的な感想
- あーやっぱりこういうカンファレンスたのしー、超たのしー (すごくいい刺激になりますよねー)
- ひさびさな方にたくさんお会いできて嬉しかったです
- 土曜日は結局2amくらいまで飲んでましたお付き合いいただいたかたありがとうございました