GREE Tech Talk #4 ご来場ありがとうございました
開発企画室のimagireです。
GREE Advent Calendar を楽しんでいただいている方々には申し訳ございませんが、こちらは、Advent Calendar のエントリーではございません。
はじめに
みなさま、12/5に開催された第4回 GREE Tech Talk にご参加いただき、ありがとうございました。
当日は、ゆったりとしていただけるように会場を広く準備させていただきました。参加者の中にはスーツ姿のかたもちらほら見え、セッション中も熱心にメモを取られたりと、テストというテーマの固さがうかがえました。
セッション概要
軽くですが、セッションについて紹介させていただきます。
『モバイルテスティング・クロニクル』 松木 晋祐(株式会社ACCESS)
最初は、松木さんにお話しいただきました。
ここ最近の変化として、「Joel on Softwareの時代には、「パッケージ、インターナル、組み込み、ゲーム、使い捨て」を分かれていた世界に、ここ数年は「モバイル、クラウド」が現れてきた」という点があり、その中で、品質保証で大切な点を語っていただきました。
モバイルの品質保証で一番プライオリティが高いのは、セキュリティ&プライバシーということです。
松木さんの熱い話に、皆さん聞き入っていました。
『ちっともスマートじゃないスマートフォンアプリのテスト事情』 山本 健 (グリー株式会社)
次は、グリーの山本から、スマートではない状況を打破するための試みについてのセッションとなりました。
スマートフォンでは、バリエーションの多さやその他のデバイス等特殊性から罠が大量に存在するということで、チームを組んで情報を蓄積・共有するとともに、自動化を進めて不具合を効率的に発見する試みを紹介しました。
『UnityによるGameObjectとコルーチンを利用したTestingフレームワーク』 奥村 典史 (グリー株式会社)
上記の2つが品質保証でしたが、開発側の視点のテストという事で、社内で非同期Testingフレームワークを作った奥村が、今までのテストでの問題点と解決したことをデモを踏まえて紹介しました。
セッションで紹介したUniUnitTestは、既にOSSとして公開されています!
https://github.com/gree/UniUnitTest
よろしければ、皆様、お試しください。
パネルディスカッション『Jenkinsによるテスト自動化の会社への導入』
- 粉川 貴至 (株式会社セガ)
最後のセッションは、異質の雰囲気となりました。登壇者全員がJenkins氏のコスプレをしているのですが、皆さん微妙に惜しい。お時間のある方は本物と見比べていただければと思います。
こんな外見ですが、中身はとてもまじめ。静的検証ツールの導入や、どのようにして自動テストを導入していけば良いかという悩みに答えたり、効果測定の話をしておりました。
最後に、両者から「イノベーションという言葉に振り回されずに小さな工夫を積み重ねることが大事」、「欲張らない」という事で、結局は「地道にやるしかない」というところに落ち着きました。
なお、当日のディスカッションの記録を粉川様から頂きましたので、slideshare に上げさせていただきました。来場できなかった方も、参加された方もご覧いただければと思います。
GREE Tech Talk #4 パネルディスカッション Jenkinsによるテスト自動化の会社への導入
写真撮影
終わった後に登壇者の方々で記念撮影をさせていただきました(残念ながら、山本は絶好のタイミングでトイレに行ってしまっていました…)。
最後に
寒い中にも関わらず、ご参加いただいた皆様、どうもありがとうございました。
今回は、懇親会に参加できず、お早く帰られた方が多かったので、参加された方は満腹になるまで食事されていました。
GREE Tech Talk はこれからも続きますので、今後とも、ご参加の方、どうぞよろしくお願いいたします。
参考
- togetter: 第4回 GREE Tech Talk
- 公式サイト: GREE Tech Talk #04『スマートフォン時代のソフトウェアテスト』
- ATND: 第4回GREE Tech Talk『スマートフォン時代のソフトウェアテスト』